● 「第6回 全国ピアスタッフの集い」分科会


分科会Ⅰ 12/10(日)10:00~12:00

1. 雇用主の心の叫び話しませんか?~明るい未来を考えよう~
 この分科会は雇用主や専門職の方(ピアスタッフの方はオブザーバーとしての参加が可能) が対象です。ピアスタッフを雇う事で職場はどの様に変化するのでしょうか?この分科会ではピアスタッフとピアスタッフの雇用主をお招きし、参加者との率直な意見交換会を行ないます。現在ピアスタッフを雇っている雇用主の思い、悩み、雇用してからの効果、問題があり、これらのことをどう生かし、解決したのかなどを語り合うことで、ピアスタッフを雇い、共に働くことへの参考になればと思います。雇用主の現状を知り、将来への展望が見いだせ、1人でも多くの雇用主が「ピアスタッフ」を雇用してみたい、このようにしたら安心して雇用できると感じてもらえる分科会を目指します。
飛田美幸(横浜市磯子区生活支援センター) 、樋渡明美(シャローム港南)

2. ピアスタッフのキャリアパスを考える~海外の取り組みを参考に~
 皆さんはピアスタッフのキャリアについて、そしてキャリアパスについて考えたことはありますか?ここ数年日本でもピアスタッフブームですがキャリアパスについて明確にされている職場はほとんどないのが実情かと思います。日本でも10年以上、なかには15年以上ピアスタッフとしてその役割を果たされているかたがいますがそのキャリア形成はどのようになっているのでしょうか。長く勤めているピアスタッフでも、雇用一年目のピアスタッフと同じ部分、違う部分はどこなのでしょうか。近年雇用ブームが続いているピアスタッフですが、そのキャリア形成に関しては明らかになっていないことがほとんどです。この分科会ではピアスタッフもひとりの職業人として、そのキャリアやキャリアパスについて海外の取り組みを参考して皆さんと一緒に考える機会を持ちたいと思っています。
佐々木理恵(リカバリーカレッジたちかわ)、 相川章子(聖学院大学)、 関口明彦(NPO法人ミュー)、 磯田重行(株式会社でかぬーて 利生院)

3. 地域移行・地域定着支援〜ピアスタッフと専門職の連携〜
 障がいの種別、有無の垣根を越えて、みんなが幸せのために貢献できる仕組み作りについて考える。壇上者たちが話題提供を行い、会場の皆さまとの対話とグループワークをした中で、共通してできることの可能性を探りながら、次につながり、広めることを考えています。ピアスタッフの活用が期待される一つに”地域移行・地域定着支援”があり、みんなが見える形を作りたいと思います。
武田里奈(リカバリーの学校*紬*横浜校) 、不破徳彦(メンタルサバイバーチャンネル)、 中林澄明(社会福祉法人はらからの家福祉会ライフパートナーLP)

4. 埼玉の当事者活動が育むピア文化
 埼玉県ならではの、お祭り的要素を持った分科会を行いたいと思います。埼玉県内の当事者会単会の集まりである埼玉県精神障害者団体連合会(ポプリ)と特定非営利活動法人となった全国精神障害者団体連合会(ぜんせいれん)の成り立ちを話し、ポプリの役員会やイベント「ひとりぼっちをなくそうシリーズ」や電話相談やキュポラおしゃべり会やポプリ通信などの活動、ぜんせいれんの会合や電話相談を紹介した後、小人数に分かれてピア文化について語り合うグループワークを行おうと考えております。当事者活動に焦点をあてた貴重な分科会ですので是非ご参加下さい。対象制限なく、すべての方を対象とします。
高木良文(蓮田市精神障害者当事者会そよ風) 、竹内政治(さいたま市精神障がい者当事者会ウィーズ)、 稲葉晃(埼玉県精神障害者団体連合会ポプリ)

5. 公募企画:経験を活かすとは?
 いわゆる専門職が客観的な専門知識を基盤としているのに対して、ピアスタッフは自らの経験が基盤にあると言われています。しかし、同じ診断病名でも人によって経験は違いますし、入院経験がある人もいればない人もいます。自分とは異なる人生を歩んできた人に対して自らの経験はどこまで役に立つのでしょうか。また、専門的な知識と自らの経験を両立させることへの葛藤に悩んだり、専門的な知識や自らの経験の限界や壁にぶつかるかもしれません。一方でリカバリーへの関心の高まるなかで、お互いの経験や体験から学び合うような関係を模索する専門職もいます。改めて、対人支援の中で経験を活かすことについてみなさんとご一緒に考えたいと思います。
特定非営利活動法人あすなろ

分科会Ⅱ 12/10(日)13:30~15:30

6. ピアスタッフ権利擁護と倫理綱領
 ピアスタッフが自らの経験を生かし、ピアスタッフとしての立ち位置を生かし、安心して利用者のリカバリーに貢献するために、互いの権利を守る倫理綱領が必要となると考える。本分科会では現在ピアスタッフをしている方々に集まっていただき、実践を通して必要な倫理的な規範について検討する機会にしたい。この分科会をきっかけに協会として継続的に検討する場につながればと考えている。
関口明彦(NPO法人ミュー)

7. ピアスタッフのクライシス
 ピアスタッフのクライシスについて、参加者がどのようにクライシスを迎えそして脱したか?どうしてクライシスは来て、どうしたら去っていったかをみんなで考える機会にしたいと思います。まず、話題提供者からクライシスについての体験発表をしてもらいます。のちにグループワークを行い、個人個人のクライシスプランを出し合い、共有します。WRAPのクライシスプランに詳しい方がいたらぜひ、協力してください。
竹内政治(日本ピアスタッフ協会)、 伊藤竹海(イトーキカク)、 野中麻衣子(つむぎ 発達障害当事者会)、 福島淳子(群馬病院 デイケアやまもも)
※「つむぎ 発達障害当事者会」のピアサポーターも発表させて頂きます!

8. ピアスタッフのスーパービジョン
 ピアスタッフが活躍するためにスーパービジョンは欠かせないものといわれています。しかし、スーパービジョンは多くの職場においていまだ定着していないのが実情です。本分科会ではピアスタッフのスーパービジョンの必要性、あるべき形などをみなさんと一緒に考えていきます。前半は出演者から「スーパービジョンの簡単な解説」、「対等な立ち位置のスーパービジョン」、「ピアスタッフのスーパービジョンの固有の要素と機能」などについて発表させていただきます。後半はグループワークで「ピアスタッフのスーパービジョンにおける関係性」について参加者全員で考えていきます。既存のスーパービジョンにはない、ピアスタッフならではの関係性や有効性などをみなさんと一緒に考えていけたらと思います。ピアスタッフや専門職の方はもちろん、スーパービジョンについてあまり詳しくない方も大歓迎です。これからの課題である本テーマについて一緒に語り合いましょう。
飯山和弘(NPO法人じりつ)、 江間由紀夫(東京成徳大学)、 西村聡彦(日本社会事業大学大学院)、 眞嶋栄(地域活動支援センターまるめろ)

9. ピアスタッフの雇用の現状・業務内容・人材育成
 ピアスタッフという言葉が普及するにつれて、実際にピアスタッフとして働く人の数も増えています。しかし、ピアスタッフの実態に関する研究は端緒についたばかりで、その実情は広く知られているとは言えません。実際に働いているピアスタッフは、どのような環境や待遇で働いているのでしょうか。今回、実際に福祉の現場で働いている4人のピアスタッフを迎え、どのようにしてピアスタッフに採用されたのか、実際どのような仕事をしているのか、どのような教育・研修を受けてスキルアップを図っているのかなどにつきそれぞれのお話を聞きたいと思います。4人の実践報告の後、会場からもご質問・ご意見をいただき、双方向でピアスタッフの実情に迫っていきたいと思います。
瀧沢賢広(シャローム港南)、 飛田美幸(横浜市磯子区生活支援センター)、 吉井弘毅 他

10. ピアとしての学び
 開催地の上尾という地はピアサポートについて学ぶこと恵まれたところです。毎年度ピアサポート講座、その後のフォローアップ講座、そして今年度からスーパービジョンからコンサルテーションが行われています。その土地土地で行われている学びについて共有し、もっと学べる場が広がってピアサポーターのスキルアップができたらと思います。
近藤誠一・石川光男・野口しげみ(障害者生活支援センター「杜の家」) 、関口暁雄(埼玉県済生会鴻巣病院) 、相川章子(聖学院大学)